私たちNPO法人きみたすは、「社会貢献をもっとカジュアルに、よりサステナブルに」を理念として活動しています。
社会貢献ってすごく堅い言葉だと思いませんか?
大手企業が企業として担うべき役割だったり、非営利団体が行う事業としての社会課題の解決だったり。
こういった規模の大きなものや社会的インパクトの大きいものが社会貢献だと思い込んでいませんか。
私たちはそれは違うと思っています。
人は社会と切っても切り離せない関係で、どこかしらの社会(人の集まり)に属しながら、もしくはいくつかの社会の中で一員として色々な関わりを持ちながら生活しています。
そんな中では、人と人が他人を想い、他人を助け、声をかけ気遣い合って(時にはうまくいかないこともありますが)成り立っているものですが、ITイノベーションの発達によって、どんどん人と人との直接的な関係や相互作用は失われ、他人を気遣うことは「おせっかい」「余計なこと」のようなどこか「一定の距離を保って、余計なことはせずに控えめな対応をする」ことが良きことかのように捉えられているように感じます。
全国には、いろんな局面で支援の届かない方々をサポートしている非営利の組織がたくさんあります。
人の確保や資金調達に苦労しながらも、一生懸命目の前の人に向き合っている団体がたくさんあります。
一方で、世の中はどんどんどんどん便利になっても、それに追いつけない人々、それにより確実に孤独が見えずらくなる社会があります。
課題がクローズアップされても、知られるようになっても、それを世の中の進化のスピードよりも早く解決していくことはとても困難です。
では私たちに何ができるか。仲間と共に考えました。
それは私たちのこれまでの経験と得たスキルで
・IT導入の支援やシステムの「困った」の相談に乗ること。
・WEBサイトの制作やマーケティングの支援を通じて、組織の認知度を上げ目的に近づけること。
・それ以外の、非営利法人の様々な運営課題についても専門的知見でアドバイスしていくこと。
だと考えています。
そしてこの私たちの行うサポートは、型にはまったものではなく「会社の仲間に声をかける」ようなそんなカジュアルでシンプルなものでありたいと思っています。
高い目標でなくていい、良くなるのかわからなくても自分が興味を持つ分野や地域で人と関わる。
何か自分の得意なことやこれまでの経験を生かして、ささいなことでも還元する。
それの集合体が「社会貢献」なのではないでしょうか。
そうやって、社会に地域に自分から関わる人が増えることで、少しだけ1%でも今困難を抱えている人が生活しやすくなったらどうでしょう?人と人との繋がりが生まれたらどうでしょう?
崇高な意思や意識や想いや、そのパワーを持った人たちだけが懸命に日々活動しても焼け石に水な状態は、これによってもしかしたら変わるかもしれない。なんて一筋の光を感じています。
そんなことを願い「社会貢献をもっとカジュアルに、よりサステナブルに」を目指して私たちは活動しています。
NPO法人きみたす 代表 橋田倫代